誰が火を消したのか?

掲載日:2014.01.27

先日、我が家のキッチンであわやの事件が。ガスコンロに中華鍋をかけて、大量のジャガイモを揚げていた時のことです。

右手には網お玉、左手には切ったイモを入れた大きなボールを持ち、わっさわっさと揚げておりました。と、疲れた左手がバランスを崩し、イモが入った重いボールを鍋の中に落としてしまったのです。

油が大量に鍋から溢れ出し、数秒間、私はフリーズ状態。我に返りスイッチに手をのばすと、すでにコンロの火は消えていて、スイッチは戻っていました。ああ、コンロの安全装置が働いたのね、よかった。

深呼吸をしてコンロと床の油を拭き、鍋の中のボールを拾い上げ、再開。ダメになったイモもなく、何とか終了。やれやれ。

コンロの安全装置は、勝手に火を消したり、掃除が悪いと着火しなかったり、お餅を網で焼けないし、鍋を振るのには邪魔だし。いやがらせばかりするので、目の敵にしていました。でも、有り難いこともあるか。と、少し見直しました。

でもそのうち、我が家のコンロは、安全装置で火が消えた場合、スイッチはそのままで、戻らなかったような気がしてきました。スイッチを見て加熱進行中と思っていたら切れていて、あわてたことが何度かあります。では、今回は誰がスイッチを戻したのでしょう?

レンジフードに貼っているお料理の神様のお札のご利益でしょうか?神様が「何やってんだ!」と飛んで来て、スイッチを切ってくれたのかも。あるいは私が瞬間、反射的にプッシュ式のスイッチを押した?

ガスコンロの安全装置は、働いたのでしょう。(多分、加熱防止ではなく、ふきこぼれの立ち消え安全装置が働いたと思っています)人間と神様の働きは謎のままです。どちらか、あるいは両方が働いたものと思われます。

興奮が覚めて来ると、手首が痛くなってきました。当然ながら点点と火傷しています。水で冷やして、べたべたと軟膏を塗り、包帯を巻きました。お恥ずかしい。