クロゼットの憂鬱

掲載日:2014.04.13

先日、デジカメの充電器が行方不明になってしまいました。

家の中にどんどん増える家電やパソコン周辺機器。コンセン トや電源タップはすぐ一杯になってしまうので、たまにしか使わ ない私の充電器は追い出されがち。

確か、クロゼットの奥のコンセントから延長コードで引っ張 り出した先に差し放しにしていたはずなのですが。コードはあれ ど、ひと口しかないその先に、充電器がついていないのです。

昨今めっきり記憶力に自信がないので、ここじゃなかったの かなと、以前追い出されたパソコンのあたりやキッチンも捜しま したが発見できず。機械類の箱にも入っていないし。

そもそも何故クロゼットの延長コードだったのかというと。 クロゼット奥の壁についているコンセントをふさぐほどに、モノ が詰め込まれていたからなのです。

そこのクロゼットは壁に沿って洋服掛けのパイプが付いてい ま す。吊り下げた服の下が空いているのに目を付けた私は、キャス ターのついたワゴン棚2台を押し込みました。タオルや小物類が ぎっしり。収納力アップと喜びました。

さらに、奥行きが少し余っていたので、ポスターのパネル数 枚を奥の壁に押し付けました。棚ワゴンで押さえつけて、見事収 納完了。やった!

気がつくと棚ワゴンの上も、2台にまたがってモノが置か れ。クロゼットの中は床から天井まで(パイプの上も棚なので) ぎっしりとモノが詰まった状態だったのです。出し入れは、カンと 手探りでこれはと思うモノを掴み、他のモノをかきわけながら 引っ張り出すスリル満点な方式です。

追い出された充電器のために、空いている電源を捜している 時 に、その奥に眠っているコンセントがあるのを思い出し、隙間に 延長コードを通して、棚の一番手前に充電器を載せることにしま し た。いよいよ深まるクロゼットの闇です。

どこにも見つからないので、再度クロゼットを調べました。 気が進みませんが、服をかき分け、棚ワゴンの上のモノを出し、 ワゴンを外に引き出し、小物の間を調べてみると、あった!

一番下の棚と床の中間に、引っかかっていました。私が見も しないでタオルを押し込んだような時に、コードからはずれ、気 づかれることなく何度も押し込まれていったのでしょう。

充電器を見つけて安心しましたが、取りあえずクロゼットの 中身の山を再び、同じように押し込んでしまったのが、何ともよ ろしくない気分です。