折り紙の箱

掲載日:2014.06.26

町内会館での集まりの時のこと。持ち寄ったお菓子が、新聞チラシの紙を折った正方形の箱に盛られていました。

何だか懐かしい風情です。昔はこんな時、有り合わせの紙でさっと入れ物を折ってくれる人がよくいたものです。折り方を教えてもらっていると、人が集まってきました。

折り方はとても簡単でした。長方形の紙の長辺側を半分に、もう一度半分に。1/4になったものの中心側を三角に開き~以下省略。ネットで「折り紙 箱」で検索してみて下さい。他にも色々な形の箱の折り方があるようです。

この折り方のいいところは、ハサミが不要なこと。紙は長方形でさえあればよく、正方形に紙を準備しなくてもよいのです。

出来上がりの箱の大きさは、上から見て正方形の縦横が、紙の短辺の1/2、深さはその半分です。

紙の長辺の余った分が、箱の両側に耳のように残るというしくみ。箱の側面に沿わせて折れば四角い枡形に、突き出したまま、あるいは三つ折りや三角にしてあげると、持ち手のようにも、ちょっと可愛らしくもなります。

わいわいと、教えたり教えられたり。各自の前に配られている本日の議題の紙を折りたくて、皆うずうず。

お菓子を盛ったり、小物をまとめたり。チラシ箱はキッチンで野菜クズや生ごみ入れにも便利だとか。

野菜の皮や切りクズは、流しの排水口のところのクズ入れで無意味に濡らしておく必要もありません。チラシのクズ入れなら惜しげ無く使えるし、紙が水気を吸うので生ゴミが扱いやすくなるし。水分が大きな負荷になるゴミ処理場にも少しは貢献できるかも。

家に帰ってからも「お、ボケ防止訓練か?」と冷やかす家族にも負けず、せっせとチラシを折る私。捨てられずにとってあったきれいな包装紙があるけど、ハンカチ入れにするのはどう?少し厚手の紙で眼鏡や携帯を入れる箱を折ってあげようかな?何枚か紙を重ねるとしっかりするかな。と、あれこれ楽しく過ごしたのでした。つまり、ボケ防止効果はあるようです。紙、働くなあ。