冬至の木

掲載日:2014.12.10

クリスマスツリーの季節です。宗教的無節操と商業主義はいかがなものか、ではありますが、飾りつけられて輝く大きなツリーはやっぱり素敵。

家に小さなツリーを飾る人も多いようです。ほどよい大きさの人工のツリーは、クリスマスが過ぎると箱にしまわれ、来年もまた飾れます。律儀にこぢんまりと、日本人的です。

大量の生ツリー消費国であるアメリカでは、環境破壊では?と言われるほどだそう。ツリー用の木は、森から伐るのではなく農地で育てられた幼木なので、森林破壊はない。でも、問題は事後の大量のツリーゴミだとか。そのため大都市では、鉢植えのツリーをまた畑に戻すことも行われているそうです。

道内でも鉢植えの小さなツリーを、宅急便で送り返してもらって植林する試みをしている団体があります。我が家のツリーが森に育つというのは、家族の楽しみになりますね。

ところで、丸太の形のケーキが売られているのもよく目にします。「ブッシュ・ド・ノエル」。ロールケーキに木の皮に似せてチョコレートクリームを塗った西洋の伝統的なお菓子です。

昔の北欧の人々は、大木の丸太を森から伐り出して、冬至の夜の長い期間たやさず焚き続けたそう。その薪の形が起源と聞きました。常緑樹の生命力で、新しい季節への復活を願う儀式だったのでしょうか。