コンパニオンプランツ

掲載日:2015.05.25

妙に前半の気温が高かった今年の春。各家庭菜園では植え付けのタイミングが悩ましいようです。

種も苗も植え込み完了というせっかちさんもいますが、私は種はまいたけれど野菜苗はまだ。でも、オレンジ色のマリーゴールドの花の苗を植えました。野菜畑と芝生の境目に植えようと、去年から決めていたのです。

なぜ、マリーゴールドなのか?それは農薬を使わずに害虫を減らしてくれるという理由なのです。この花をトマトやジャガイモ、キュウリ、大根などのそばに植えておくと、育ちがよくなって出来が向上するそう。

このようなお互いに相性のいい植物同士をコンパニオンプランツというそうです。日本語では共栄作物、いい響きです。

人間なら、一緒に仕事をするとうまくいく相性のいい人、みたいな感じでしょうか。だったら、相性の悪い植物同志もあるのかと思うと「ネギとキャベツ」「ニンニクとイチゴ」(過去にあったような)「グラジオラスとマメ」等仲がよくないと書いてある文献がありました。ご参考まで。

たまたまTVで、トウモロコシの原産地であるメキシコの伝統的な植え方を見ました。それは何と「肥料いらずの栽培法」。トウモロコシの根元にマメを一緒にまくという方法でした。

マメ科の植物の根にいる微生物は、空気中の窒素を土に取り込むので、肥料を合成することになります。またトウモロコシにからみついて育つので、マメの手(支柱)は不用。収穫が終わったら、トウモロコシとマメを一緒に、バリバリと片付けられるという手間いらずでもあるそう。

マメの支柱を組むのも片付けるのも苦手な私は、かなり心を動かされました。トウモロコシとマメと私、いい仕事ができるかも。