エコでさっぱりアクリルたわし

掲載日:2016.07.10

環境に優しいとされるグッズは世に多けれど。効果が優し過ぎたり、使うのに少し努力が必要だったり、ちょっと高価だったり、入手するのが面倒だったり。でも「アクリルたわし」は、ハードルがとても低いエコツールです。ご紹介させて下さい。

アクリルたわしは、10~15センチくらいの大きさの四角や丸形にアクリルの毛糸を固めに編んだもの。キッチンやお掃除用のスポンジのかわりに使います。たいていの人は自分で編んで使っているようですが、市販品もあるようです。

我が家では、使い始めて2ヶ月たちました。最初はキッチンにスポンジと並べて使っていましたが、今やスポンジは姿を消し、これだけ。

洗剤なしでも食器が洗え、茶渋もコーヒー染みもいつの間にか落ち、グラスもほぼきれい、という嘘のような汚れ落とし力。アクリルの細かい繊維が、きゅっきゅっとこすり落としてくれるのです。

洗い物が油っぽい時は少し洗剤をつけますが、めっきり洗剤の使用量が減りました。節約になるし、手も荒れないし、ささやかですが環境の負荷も減ったはず。

調理中の流しの中で洗剤がついたもの発生が減るので、ストレスも減っています。空いたボールやザルを気軽に洗えるし、切り物が終わったら包丁をすぐ洗ってしまえるし。キッチンが片付きやすくて、出来る人になった気分です。

もうひとつ気に入っているのがお掃除。まずお風呂洗い。お風呂から出る前、浴槽のお湯を流しながら、アクリルたわしでそのへんを軽くこするだけなのですが。少しずつ積年の汚れが落ちて、明るくつるつるになってきたのは気のせいかしら?

もちろん、強力お風呂用洗剤を使えばきれいになりますけれど。お風呂上がりの裸のまま、お湯が流れるまでのついでで済むのなら、それでいいじゃない、と思ってしまっています。で、お風呂専用タワシがドアのハンドルに掛かっています。

コップ同様、窓ガラスを拭くのにも快適です。水で少し湿らせたタワシで汚れを浮かして、乾いた布で拭き取ります。ストレスなくこざっぱりです。

材料のアクリル毛糸とかぎ針は、100円ショップで手に入ります。作り方はネットにいっぱい。簡単な「鎖編み」と「細編み(こまあみ)」という2種類の編み方だけで出来ます。所要時間は、不器用な私で1枚2時間くらいだったかな。テレビを見ながら。

編み物というと、おばあちゃんのイメージですが。簡単ですぐできるので、お子さんもできますよ。ちょっと早いですが、夏休みの自由研究にいかがですか?

私的には、編み物エコ男子もいいなと思います。海外では、船乗りが航海中編み物をしていたとか。今でも編み物を趣味にする男性は少なくないそうです。無心に手を動かしていると、心は安らぎます。エコかも。