参加の方法

掲載日:2016.09.25

我が家の近くに、道路に沿って続く公園があります。そこでは毎年、「おさんぽ祭り」というゆるい名前のお祭りが行われています。この地区だけではないボランティアのスタッフで運営されているのですが、もちろん町内会や地元の学校やお店、会社の協力も厚く、なかなかいい感じなのです。

何と今年は私も、ちょこっと参加することになりました。終了後のスタッフ打ち上げ用のおむすび作り。

当日、昨日までの雨が上がって秋晴れに。おむすび作りは午後なので、昼頃、おさんぽしてみました。近所にはマンションも多いので、思わぬ人出です。

公園の茂った樹木の間には、絵付けした雨傘や、保育園の可愛いカップや、小学生が絵を描いたTシャツ展やら、風鈴群やら「樹上展」がずっと続いていて、なかなかの見ごたえです。

時期はずれではありますが、札幌祭りの我が町内の山車(桃太郎)まで曳き出されています。薬の会社では、健康相談や講演やら。自衛隊の支部では制服を着て写真を撮れると言う微妙なサービス。

駐車場に作られた屋台村で、ネパールのカレーを食べました。辛過ぎずスパイシー過ぎず、いい味です。近所にこんなお店があったのね。

あちこちの駐車場はステージになっていたり、テントが張られて近所のお店のお菓子やパンや、農家直売の野菜のお店。子供に本を読んで聞かせている人もいるぞ。楽しくなって、町内産の蜂蜜やらハーブティーやら夕食用の野菜を買い込む私。

戻ってから自宅のキッチンで、お米を炊きました。引き受けた何人かがそれぞれ自宅でお米を炊いて、おむすびを作って、夕方、会場に届けるというしくみです。

何かお手伝いはしたいけれど、終日若者と一緒におまつりの現場にいるのはしんどそうだし、半端で無責任にするのも嫌だしなあ、と。気持ちはあれど、エネルギーに自信がない人には嬉しい参加方法でした。きっと長く続いているのは、こういう巻き込み上手の運営のおかげなのでしょう。

お米は参加している農家さん寄贈のゆめぴりか。 2㎏を託されました。町内の水産会社寄贈のふりかけ「なないろこんぶ」が具。家の1升炊きと3.5合の炊飯器を総動員し、おむすび38個が出来ました。ずっしりと重く夫に手伝ってもらって会場に届けます。

片付けが終わったボランティアのスタッフが集まり始めて、なごやかに賑わい始めていました。打ち上げの華やいだ空気を、ちょこっと吸えていい気分でした。