投げるな消火器

掲載日:2016.11.11

町内会の防火講習で、消火器の使い方を習いました。毎年、消防署の人に教えてもらいます。とても簡単なのですが、復習する機会がないまま、1年たつと忘れているのが不思議。

【消火器の使い方】
「火事だ~」と叫びながら、火元の近く7~8mくらいの位置まで消火器を運びます。重ければ以下の操作は、床に置いてすることもできます。

1.上の黄色いピン(安全装置)を抜く
2.噴射ホースをはずして先を持ち、火元に向ける
3.上の黒い2本のレバーを握る ⇒消火剤が噴射されます

大事なのは、自分の逃げ道を確保しておくこと。消火中に火が天井まで回ってしまったら危険です。消火器を置いて逃げて下さい。

大小の違いはありますが、すべての消火器の使い方は同じだそうです。(例外は家庭用のスプレー缶式のもので、ボタンを押すだけです)

1.2.3.で、操作は全く難しくないのですが、人間あわてると奇妙な行動をしてしまうそう。

ピンを抜くのを忘れ、必死でレバーを握っても噴射されず。そこで、赤い容器が壊れれば消火剤がぶちまかれるだろうと、丸ごと火元に投げつける人が結構います、という消防署員の説明に会場爆笑。自分は絶対そんなことしないよ、と。私は、ちょっと自信がないけれど、この重いものを投げる腕力はないかも。

また噴射されないと「壊れてるかも!使用期限過ぎてるかも」と。消火可能だった火の前に、ピンを抜いていない消火器を置いたまま逃げるという残念なケースもあるそうです。日頃の点検とイメトレが大事ですね。

住宅では火災警報機の設置は法定義務ですが、消火器の設置義務はありません。自主的に備え付ける時は「ホームセンターで販売しているものでよいです」とのことでした。くれぐれも消防署の〈ほう〉から来る怪しい訪問販売には、ご注意を。