バードテーブルの葛藤

掲載日:2017.01.26

森のそばに建つ知り合いの家は、ダイニングの窓から庭のバードテーブルが見えるようになっています。そこで友人たちとお茶を
ご馳走になりました。

小さな台には種子類が少々。側の木の枝に半分に割ったリンゴが刺してあります。晴れて陽射しが明るく、気温も少し上がったようです。

シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリなどが入れ替わり立ち替わり、賑わいます。愛らしい鳴き声やしぐさに「可愛い~」連発、心がなごみます。素敵ね、と言われた主、ちょっと困ったことを言い出しました。

こうしておいて言うのも何だけれど、やはり餌付けするのは人間
の勝手で、野鳥にとっては迷惑なのかなあ、と。

エサをあげるのは冬の時期だけ、少なめに、と心がけているけど。春からは本来の食べ物を食べてもらわないと、きっと体に悪いし。子育ても始まるから。鳥の子供に親が採る自然の食べ物を覚えてもらわなきゃいけないし。(鳥の食育ね)

喜ぶからといって、いつもどっさりヒマワリあげるのは、子供に好きなだけスナック菓子を食べさせるみたいなことかも。でも、どれくらいならあげていいのかは、じつは人間同士でも難しいのは周知のこと。

鳥インフルエンザも悩ましい、と言います。

鳥インフルエンザは、人間はすれ違ったり、眺めたりしただけでは感染しません。人間はむやみに鳥インフルを恐れる必要はないのでは、と言う友人もいました。

でも、鳥から鳥へはうつるでしょう?人間は自分の意志でワクチン接種したり、マスクかけたり出来るけど。鳥は、うがいをすることも手を洗う事もできないわけよ。(そりゃそうだ)

人間はインフルエンザが流行ったら、学級閉鎖になるし、人ごみへの外出は避けようと思うでしょ。だからね、ここに鳥を集めるのって、どうなの?と悩むわけ。
 
人間と自然の距離は、いつも難しいです。

せめて、エサの少ないこの時期、多少かたよっても栄養摂って、体力つけてもらうのは感染予防にいいんじゃない?という結論でお茶会はお開きになりました。