ヤマユリの種

掲載日:2018.11.26

植えてみない?と園芸名人がヤマユリをくれました。
球根ではなく「種」。
6ミリくらいの薄く平たい半円形で、一回り小さな種が内側にあります。

昨年、冷蔵庫に残っていた百合根の小さいかけらを、土に埋めてみたら、今年芽が出て花が咲きました。
オレンジ色がかった赤い花、「コオニユリ」だそうです。
食材から芽がでるものか?どんな花なのかな?と楽しかったので、種から育てるのもいいね!と思いました。

春蒔けばいいのね?と聞くと「時期がよくわからないから、今年雪が降る前に蒔いておいたほうがいいかもしれない」という微妙な答え。

さらに、来年は芽が出ないかもしれないというのです。
「早くて、さ来年」おまけに「すぐに花は咲かない、早くて5年」びっくりです。
そういうわけで、普通ユリは球根を植えるのですね。

初夏に森の周りで咲くオオウバユリは、花が咲くのに7〜8年かかると聞いて、驚いたことを思い出しました。
毎年、少しずつ株を大きく、葉を増やしながら、茎が丈高く育ち、やっと花を咲かせて種を飛ばして、枯れます。

野の花は環境が厳しくて成長しづらいからか、と思っていましたが、それだけではないのかもしれません。
どんどん殖える球根と、時間がかかるけれど遠くに移動できる「種」と合わせて繁殖する戦略なのかも。

球根は元のユリが病気に感染しているとそれを引き継いでしまいますが、種から育てたユリにはそれはありません。
考え抜いた子孫繁栄の作戦に違いありません。

長く楽しみにできるガーデニングはとても気に入りましたが、その場所に蒔いたことを忘れてしまわないか、ちょっと不安ではあります。

赤い斑点のある大きな白い花が咲くそうです。無事、見られるでしょうか?