小さいスダレ

掲載日:2020.06.10

窓のスダレを眺めていたら、我が家には昔から愛用しているスダレもあったのに気がつきました。お寿司の巻き簾です。

ほぼ毎日、使っています。毎日お寿司!なのではありません。毎朝食べる手作りヨーグルトを一度に2日分を丼に作っていますが、
発酵させている間のほこりよけに具合がよく。もっぱら「蓋」に使われている巻き簾です。

その容器は使っていないラーメン丼で、口が広いので蓋がしづらいのです。発酵ものなので、ラップで密閉しない方がよかろうと、
キッチンペーパーや布巾や木の薄板やら試しましたが、何だか邪魔です。

昔、アルバイトをした和食の厨房で、大量に作る寿司酢は寸胴鍋に入れて、鍋の蓋のかわりに巻き簀がのせられていたのを思い出しました。たまたま蓋のない鍋をそうやって使っていたのか、和食界ではよくある使い方なのかは、知りません。お風呂のロール式蓋のように蓋を巻いて使えて、便利でした。

で、ヨーグルトを作るラーメン丼の上に巻き簾をのせてみました。
たわんで落ち込むこともなく、スダレの両側を垂らすと無駄に場所もとりません。見た目も、竹の質感が器の模様に妙にしっくり?

以来、ヨーグルトの蓋は巻き簀になりました。ヨーグルトは出来上がったら、ラップをして冷蔵庫にしまいます。

ちょっと困るのが、たまに、海苔巻きしてみるか?という気になった時。ヨーグルトの蓋がなくなる?

じつは、もう1枚巻き簀を持っています。お正月の伊達巻をまく「鬼スダレ」。伊達巻に見映えのするリブ模様が巻けるように、
スダレの竹は、太い三角形の断面です。その時だけ、ヨーグルトには鬼スダレ蓋になってもらうのでした。いよいよ立派な外観のヨーグルト鉢になります。

ふにゃっとした細長いもの、洗った菜っ葉や漬物などを冷蔵庫にしまいたい時なども、ラップや袋の上からくるっと巻くときれいにしまえます。キッチンの小さなスダレも、結構、使いでがあるのでした。しまいこまないで使いましょう。

何だか、キュウリの細巻きが食べたくなってきました〜