凍ったジャガイモ

掲載日:2021.01.26

物置に置いてあったジャガイモを、凍らせてしまいました。秋にどっさりいただいた立派なお芋。床下貯蔵庫や冷蔵庫に入らない分をやむなく外の物置へ。発砲スチロールの箱に入れ、そちらを優先して食べていたのですが、間に合わず。

キッチンに持ってきて、凍ったイモの土を洗うと水が冷たいこと。
みるみる皮の下の部分が溶け始め、ぷよぷよしてくるのが可哀想。
ごめんよ〜寒かったね。

凍ったイモはダメでしょ、という人も意外に多いのですが、そうでもありません。土を洗って冷凍した状態では、かなりいけます。
フライドポテト用に切っておけば、さらによろしい。一部はそうしましたが、冷凍庫に保存することになります。

凍った土付きジャガイモでも、素早く洗って切って揚げると、とりあえず悪くないフライドポテトは出来ます。

最近、よく作っているのは「ジャガイモきんぴら」です。調理法はきんぴらゴボウと同じ。細目に切って炒めて、砂糖と醤油で味をつけます。

我が家の凍り加減では、土を洗っているうちに少し溶けて、ちょうど切りやすくなります。水っぽくなってピーラーで皮をむくのが難しい時は、包丁の方が楽かもしれません。長く放置せず、素早く加熱してしまいます。

出来上がりの、若干しなっとした食感はジャガイモらしくないのですが、かえって、他の野菜と取り合わせやすいようです。定番のゴボウと人参に足してもよいし、レンコンも、エノキ茸やブナシメジなどのきのこ類、セロリやブロッコリーの芯もよく合います。

きんぴらの濃いめの味と醤油の色は、たいていの問題を解決してくれます。凍ったジャガイモの利用に「きんぴら」もお試し下さい。

春が近づいて、凍ったイモが溶け始めると、さすがに難しくなります。まだまだ食べられるうちに、どんどんいただきましょう!