香りのグランドカバー

掲載日:2010.09.25

お庭の雑草対策に8月24日号で「グランドカバー」という方法をご紹介しました。
雑草に負けない繁殖力を持つ植物で、地面をおおってしまう作戦です。

使われる植物(カバープランツ)には、雑草よりはましな見た目と低い草丈が要求されます。緑が美しい種類、花が咲くもの、小さな実がつくものなど意外と楽しいものですが、香りまで楽しめるお得なカバープランツもあります。

それはハーブのひとつ「タイム」です。
タイムの爽やかで刺激的な香りは、お料理やポプリに使われます。
ハーブティーにして飲めば、消化促進や二日酔いやのどの痛みをとる薬効も。

細い茎にとても小さな葉と可愛い白やピンク色の花がつきます。
上に伸びる種類もありますが、グランドカバーには、地面を這うように広がる「ほふく性」の種類が適しています。

陽当たりがよくて乾いた場所が好きなので、水やりもほとんど必要ないくらいです。宿根草で寒さにも強いので、北海道でも一度植えればOKです。
場所が合えば放置しても増殖していきますが、挿し木、株分け、伸びた枝を曲げた針金などで地面に固定して根を出させる方法などで応援すると、完全カバー達成は早まります。

枝と葉が繊細なので、広がりのある地面だけでなく、とても狭い場所をきれいに埋めることもできます。

友人の家では、玄関前のアプローチにコンクリートの平板ブロックを敷いています。そのブロックとブロックの間の部分、目地の部分をタイムで埋めています。繊細な緑の葉が地面につくる格子模様はキュートです。ブロックを踏むとタイムの爽やかな香り、来訪者には素敵なおもてなしです。

【自慢げな友人からのアドバイス】
ちょっと失敗したなと思うのは、目地の幅が広すぎて(2.5 cmくらい)、タンポポやオオバコが侵入しちゃうこと。
抜くには今度は、この幅がちょっと狭くて。シャベルも入らないし。
タンポポが生えないくらいまで、目地を狭くすればよかったかも。指1本くらい? 1.2 cmくらいかな。

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表紙写真の清水様邸のお庭、芝生のように見える部分は実はタイムです。風が吹くと、すがすがしい香りが漂ってうっとり。植えてからわずか2年目だそうです。