未来年表~

掲載日:2012.05.28

初めて「自分の家を持つ」という考えが頭に浮かんだ時のわくわした気持ちを覚えていますか?

たいていの方は、今までにないスケールで将来について考えたのではないでしょうか。ローンの返済期間というだけではなく、家族の暮らしの時間についてです。漠然と希望と不安が交錯して、決断に困った方も多いことでしょう。

そんな時には、考えをまとめていくのに「未来年表」を作ってみることをおすすめします。

予言や予測は不要。まず縦横の罫線が入った表を作ります。横の列には、これからの1年ごとの年号。縦の行に、家族それぞれの名前を書きましょう。そして年ごとに家族の年齢を記入していきます。

年齢を記入し終わったら、確定しているイベントを年齢の下に書きます。「小学校入学」「大学卒業」「定年退職」など、多少のずれはあってもほぼ確定していることだけを書きます。

願望や予測を書き始めるとワケが分からなくなるので、書きません。(別個に「願望年表」を作るのがよいかも)

各人の年齢と確定イベントだけで、結構いろいろなことがわかるもの。例えば「現在小学生の2人の子供。10年後には、一人は大学生、もう一人は卒業している」。年表を作るまでもありません。でも子供2人と一緒に暮らせるのは10年足らずかもしれない、という事実にあらためて気がついたりします。

年表を作った理由が、マイホームについて迷ったからだったら、家族の名前の列の下に「マイホーム」と記入して、家族の年齢と同じように、築年数を書いていきましょう。

確定イベントには「ローンの金利変更」「ローン完済」、や「主なメンテナンス」「設備機器の交換の目安」など。ハウスメーカーに確認して記入してみて下さい。

家を持つタイミング、家計的にしんどそうなヤマの時期など、検討の材料になります。

ひょっとして家の耐用年数は、家族がその家で暮らす年数より長いかもしれません。その時は、家を売却するタイミングも家族の未来年表から、見当をつけておけるかもしれません。