板盛り

掲載日:2014.09.25

先日、人数多めのお客様をしました。1人でご馳走を何品も作るのは無理だし、食器もないし。というわけで、色々美味しいものが詰まったサンドイッチを作ることにしました。

ホットドッグのような細長いパンに、トリュフ風味のオムレツとアボカドとローストビーフを挟んだ贅沢サンドです。具材が多過ぎてはじけそうになるところを、無理やりラップで卷いて抑えます。人数分が完成したところは、とてもきれい(自画自賛)。かなりな達成感です。

さて、何に載せてお出ししましょう。大きな四角いお盆かな、とは思っていたのですが。どっさり載せました、みたいでつまらないかも。可愛いサンドを眺めているうちに、いい考えが浮かびました。そうだ、あれが似合うのでは?

それは、何となくとってあった木の板。巾がパンにぴったりで、長さが 90センチくらいです。サンドを重ねて載せると豪華なボリューム感です。おしゃれなパン屋さんのカウンターみたい!

食卓まで、パン3段積みの細長い板を、元サーファーのお客様が、崩すことなく運んでくれました。拍手~

食卓に据えられた板とサンドイッチは、大皿に盛られたすごいご馳走のように見えました。

板が珍しい木目の木だったこともあって、木にまつわる会話もおおいに盛り上がりました。サンド完食後は板を持って記念写真を撮る人まで現われ、会は大成功に終わったのでした。

お料理や食べ物を載せるのに、「木の板」はなかなか良いかもしれません。そう思ってお料理雑誌を眺めると、板上料理写真が結構多いのに気がつきました。「板は載せるものを見栄えさせる」のですね。

木の匂いや表面の処理によって、少し気を使わなくてはいけませんが、ありあわせの板で充分楽しめそうです。木の素材感と普通の食器にない大きさや形が面白いところ。

板の上に、小さな器をたくさん載せるのも楽しそうだし、ブドウを房ごと載せていくのもきれい、チーズやナッツも雰囲気だなあ。